刺激的なタイトルの本。

仕事は楽しいかね?
デイル•ドーテン 著/野津智子 訳
きこ書房

まえがき

Kindleアンリミテッドにあったので何気なく読み出した一冊。

エンジニアとして会社で働きながら常々感じることに、アウトプットのうまい人、はっとするような着眼点を持って開発している人はどういう発想をしているのだろう?
どういう生活をしているのだろう?

先天的なものの違いなのか、後天的なものの違いなのか?

運の良さの違いなのか?

自分はこの先に何を描いて働くべきなのか?

齢30を肌で感じるところにきて感じる不安と焦燥。

そんな時期にたまたま目に入ったタイトル。
読んでみると、読み物としてはスラスラ読める。
ストーリー仕立てで読みやすい!
そして、楽しい!

だけど、言葉の意味を本当に理解できるようになるのは、ここに書いてあることを日常的に行えるようになったときだと思うと、難しく深い。

ここに書いてあることは、簡単に言ってしまえば、

試すことを楽しみ、常に試すことで変化を楽しむ人生を生きること

だと、今の僕には感じられた。

それは置いておいても、この本は人生の指南書としておきたいと思えるくらい、名言が埋まっていると思う。

そんな名言のごくごく一部を、今の僕が名言だと感じられる言葉たちをここに残したい。

今感じた名言録

人生とは 、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない 。一つのくだらないことが 〈何度も 〉繰り返されていくのだよ。

今度の双子は社員レベルで生まれている 。 〝退屈 〟と 〝不安 〟という双子だ 。きみは 、この二つは 、同時には生じないと思うだろう 。だけど 、違う 。人々は 、したくもない仕事をし 、同時にそれを失うことを恐れているんだ。

わかりきっていることを手間暇かけてやり直すことはない ─ ─他人の成功を範として自分の成功を生み出す

『試してみることに失敗はない 』

「僕たちの社会では 、時間や進歩に対して直線的な見方をしている 。そういう見方を 、学校でじわじわと浸透させるんだ ─ ─人生とは 、やるべき仕事や習得すべき技術や到達すべきレベルの連続なのですよ 。目標を設定して 、それに向かって努力しなさい 、とね 。だけど 、人生はそんなに規則正しいものじゃない 。規則から外れたところでいろんな教訓を与えくれるものだ 。人生は学校の先生にとっては悪夢だろうね 」

「たいていの人は 、マンネリ化した生活から抜け出すために目標を設定する 。だけど 、いいかい 、今日の目標は明日のマンネリなんだよ」
「僕がいままでに掲げた目標が一つだけある 。聞きたいかね ?」
〝明日は今日と違う自分になる 〟だよ

成功する人たちはね 、自分がどこへ向かっているかということはわかってない ─ ─ただ 、遊び感覚でいろいろやって 、成り行きを見守ろうと思っている。

〝遊び感覚でいろいろやって 、成り行きを見守る 〟

だから僕は 、たった一つしか目標を持っていない 。毎日毎日 、違う自分になること 。これは 〝試すこと 〟を続けなければならないということだ。

必要は発明の母かもしれない 。だけど 、偶然は発明の父なんだ。

(補足:ブルーオーシャンを見つけて起業し、後続の同業他社に抜かれて会社を畳んだ結果に関して)
きみたちの事業は 、試してみた結果失敗に終わったんじゃない 。試すこと自体が欠落してたんだ。

彼らはね 、他人を凌駕する人材になろうとしているけど 、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているんだ 。

他人を凌ぐ人物になるための二つのル ールを示してくれた 。 「一つは 、 〝適切な時 〟とか 〝完璧な機会 〟なんてものはないということ 。これは 〈この場で 〉 〈ただちに 〉始めるということだ 。もう一つは 、パッと浮かぶ考えはたいてい使い古されたものだし 、パッと浮かんだわけではない考えの多くもやっぱり使い古されたものだということ 。とどのつまりはこういうことだ 、 〈一か八かのけをしないなら 、チャンスなど一つもない 〉

「ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら 、その事柄はそれ以上よくならず 、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ 。その結果言えるのは ─ ─彼の言葉をそのまま繰り返すと ─ ─ 〝完璧とは 、ダメになる過程の第一段階 〟ってことだ 」

人は 、変化は大嫌いだが 、試してみることは大好きなんだ

「本当の達成というのは 、あるべき状態より良くあることなんだ 。ただ良いだけじゃなく 、目を見張るようなものであること 。マジックだね 」 by ウォールトディズニー

「悲劇的なのは 、より良くなりたいと思っているために 、この人たちがみんな 、成功したければこうしなさい 、と教えられてきた唯一のことをやっているってこと ─ ─もっと努力しなさい 、ポジティブに考えなさいってね 。そのために 、みんな前進あるのみって感じで前へ突き進み 、ますます多くの時間をつぎ込み 、さらなる努力をひたすら続けてるんだ 。

もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして 、きみはそれにふさわしいかね ?

「きみはたぶん何十もの素晴らしいアイデアに 、目の前を通り過ぎさせてきてしまっていると思うよ 。新しい考えを受け入れるのは 、簡単じゃない 。実際 、僕たちの文化では 、 〝一つのことに集中している 〟のがよいとされているしね 」

僕たちはね 、失敗するのを怖がりすぎて 、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ

大した努力もしていないのにちょっとしたまぐれ当たりに見えるなんて 、そんなサクセス ・スト ーリ ーはあり得ないよ

ぜひきみにやってほしいと思うことがある 。片側に仕事のリストを 、もう片側に全世界を置くことだよ 」

おわりに

Kindleで読んでいるときは、ハイライトを少し多め(長め)につけるようにしている。
とくにアンリミテッドの本を読むときは。
そうするとハイライトだけで、前後を思い出しやすくなるからだ。

それでもこの本には上に切り抜いた以上の箇所にマーキングしてしまった。
それこそ本当に丸々一冊に色をつけるかのごとく。。

それだけ今の僕には大切な一冊だった、ということで。

後から読んだら変わるかな。
変わると嬉しいな。
その時がこれが血肉となったということで。

上にいっぱい並べたけど、ベストはここ2つの組み合わせかな。

もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして 、きみはそれにふさわしいかね ?

大した努力もしていないのにちょっとしたまぐれ当たりに見えるなんて 、そんなサクセス ・スト ーリ ーはあり得ないよ。

直線的な努力だけではダメだと思うけれども、素晴らしいアイディアに出会ったときにふさわしいと言えるくらいの努力はしておくべきということですね。

よし、やる気がでてきた。
頑張ろう。

投稿者 iyken

関連投稿

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です